俺の同僚曰く、世界平和はどんちゃん騒ぎと笑顔でできている「下」

「リリー、お前にとって友達の定義は何なんだ?」

ずっと気になっていたことだ。出会った人とすぐに打ち解け、仲よくなり、気がつけば友達という関係を築いている。どんな技を使えば、人とそんなに打ち解けるのだろう。不思議だ。

リリーは少し考えた後、いつも通りの笑顔を俺に向ける。

「そんなの簡単だよ!」

リリーがそう言って、俺に抱きついてきた。混乱して何が起きたかわからない。時が止まる。小町とジャックが微笑む。周りを歩く通行人が次々とこちらを見る。

「ま、待て!リリー!お前は一体何を…」

心臓が壊れるほどに高鳴る。リリーは俺を強く抱きしめ、頰をすり寄せる。……心が、限界だ。

「友達っていうのはね、喋って打ち解けて、こうして触れ合える存在を言うんだよ…」

そう言うリリーの声が、少し元気がないのは気のせいだろうか。

「リリー?」

「ん?どうしたの?」

リリーは微笑む。いつも通り…なのだろうか?

「……そろそろ離してくれないか?視線が気になる……」

「あっ、ごめん!」

リリーが離れる。本音を言えばもっとずっとくっついていたかったが……。