俺の同僚曰く、世界平和はどんちゃん騒ぎと笑顔でできている「下」

警察に事情を話した後、俺とリリーは新喜劇の役者たちがよく行くという店へと連れて行かれた。木造建ての古風な店だ。

「あら!珍しい顔やね!外人さんだ!」

五十代ほどの女将が俺たちを出迎え、俺とリリーを見て物珍しそうな顔を見せる。

「こんにちは!」

「こ、こんにちは…」

リリーと俺は挨拶をし、店の中を見渡した。店内にはお昼を食べにやった来た客が数人いた。

「外人の兄ちゃん、姉ちゃん!ここは天ぷらがうまいんだよ〜。ぜひオススメするね〜」

定食を食べながら、テーブルに座っていた四十代ほどの男性が言う。すると同じテーブルにいた男性二人が、「新喜劇のみんなもいるな!よ〜し、一緒に食うぞ!」と言いテーブルを勝手にくっつけ始めた。

「えっ…」

俺が戸惑っている間に、リリーが「わ〜い!ご飯だ!」と言いテーブルへと向かう。新喜劇の役者たちも、椅子に座り始める。

「リーバスも!早く早く〜!」

リリーが手招きをし、俺も吸い寄せられるように座った。

他国でできた友と食べたご飯は、いつもと違う気がした。



その日の夜、皆が寝静まる午前一時。旅館のある部屋にぼんやりと明かりが灯っていた。

部屋にある机に向かって、ある人物が手紙を書いていた。宛先はタンバリー国の貴族だ。