俺の同僚曰く、世界平和はどんちゃん騒ぎと笑顔でできている「下」

始まりは、初老の貴族がやって来たことからだった。わけのわからない対策本部の議長にさせられ、今ではすっかり慣れたスーツを着て、問題児の多い対策本部の会議に出席した。

会議は進まないことも多く、大変なことも多かった。しかしそのどれもが今は懐かしく思える。

様々な国の人間と出会い、様々な国を知った。軍事的なことではなく、文化や料理を知った。

ロール国は雪と氷で覆われていたが、その景色は幻想的だった。みんながくれたお土産が嬉しくて、今も大切にしている。

朱国の料理はとてもおいしかった。みんなとともに対立している民族を楽しませたことは、今も鮮明に覚えている。

ギール国で飲んだ紅茶は気に入っていて、たまに自分でも淹れてみるようになった。またあの浜辺を歩いてみたい。

ラス国のオペラは素晴らしかった。色々な国の人たちが集い、一つの作品を作ったあの感動は、きっと一生忘れないだろう。

メロウ国の遊園地は楽しかった。学校も見学でき、高校生たちと仲良くなれて楽しかった。