俺の同僚曰く、世界平和はどんちゃん騒ぎと笑顔でできている「下」

恥ずかしくなり、俺は「トイレに行ってくる!」と行ってその場を離れた。

リリーから少し離れ、とりあえず深呼吸を繰り返す。

二人でどこかへ行くのは初めてではないのに、触れてしまうと甘い未来を想像してしまう。レムは好きになったのなら気にするなと言っていたが、やはり貴族は立場を考えるだろう。

しかし、苦い想像を巡らせても消えない想いがここにある。ならば、その瞬間を楽しむしかないのだ。

対策本部のメンバーたちは、全力で応援してくれている。たとえ望んでいない結果になろうと、もう恐れてはならない。

何度も言い聞かせながら、ゆっくりとリリーのところに戻る。すると、耳に軽やかな音楽が聞こえてくる。人がある場所に集まっていた。

遊園地のスタッフが楽器を奏で、リリーが数人の人と一緒に踊っている。それを見に人々が集まっているのだ。

赤いスカートを翻し踊るリリーは、蝶のようで美しい。見とれていると、蝶はふわりと笑って俺に近づき、その手を取る。

「リーバスも一緒に踊ろう!皆さんも自由に踊って〜!!」

まるで、ミュージカルのように人々が一斉に踊り出す。自分の好きなように、自由にみんな踊っている。そのどれもが楽しそうだ。