俺の同僚曰く、世界平和はどんちゃん騒ぎと笑顔でできている「下」

俺とリリーは二人でコーヒーカップに乗っている。……二人でだ。

遊園地に着いてすぐ、俺とリリーはみんなとはぐれてしまった。いや、正しくはそう仕組まれたのだろう。

嬉しい……と言うのが本音だ。好きな人と、二人で過ごしていられるのだから。

「ああ〜。だんだん止まってく〜…」

時間が来て、コーヒーカップは減速していく。リリーはがっかりしたような顔だが、俺は正直ほっとしていた。

「時間が来たのだから仕方がない。…次はどこに行きたいんだ?お前の好きなところに行っていいぞ」

俺がそう言うと、「わーい!リーバス優しい!」とリリーは言いながら抱きついてきた。俺の胸が高鳴る。

リリーのいい香りが鼻をくすぐる。肌の柔らかさや豊かな胸の感触が、俺の体中に伝わってきた。

「やめろ!恥ずかしい!」

顔を赤くしながら、俺はリリーを引き剥がす。もう少しで、理性がどこかへ行くところだった…。

「ええ〜…。残念……」

リリーはそう言うが、俺たちは付き合っているわけではないのだ。……俺はリリーが好きだが、リリーがどうかわからない。もしかしたら、挨拶のようなものだとリリーは思っているかもしれない。