俺の同僚曰く、世界平和はどんちゃん騒ぎと笑顔でできている「下」

アレックスの教室、一年A組は歴史の授業の真っ最中だった。黒板には西暦が書かれ、その横には主な出来事が書かれている。

「おはようございま〜す!!」

アレックスがいつものように元気よく言うと、教室の後ろに視線が集中し、恥ずかしくなった。

「アレックス、また遅刻ですか!…早く席に座りなさい!」

歴史の女の先生がそう言うと、教室のあちこちから笑い声が聞こえてくる。

「なんか想像通りだなぁ」

クラスメートにからかわれているアレックスを見て、イワンが微笑む。「アレックスらしいですよ」とジャックも笑う。

「リーバス、あの「フランク改革」って何だっけ?」

リリーが珍しく真面目な顔で俺の腕を引く。その表情に見とれながら、俺は説明した。

「ドリス国で、今から二百年前に起こった革命だ。当時、国を治めていた王が暴君で民衆が国をよくしようと革命を起こしたんだ」

すると、フローレンスも言った。

「私の国でも、同じ時代に革命がありましたわ!「ベルセーヌ革命」と言いますの。……王族って華やかなイメージですけど、あの時代では一番の悪人だったのかもしれませんわね」

すると、リリーは「…私の国ではなかったなぁ」と悲しげに笑う。なぜ、そんな目をするのかは考えたくない。