俺の同僚曰く、世界平和はどんちゃん騒ぎと笑顔でできている「下」

リリーの体が小刻みに震える。目には涙が浮かんでいた。

「リーバス、リリーを連れて先に中に入った方がいいネ」

リーが俺の腕を引っ張り、耳元で言った。

「過呼吸は、心の興奮や緊張、強い恐怖で起きてしまうネ。抑えるためにはこの場を離れた方がいいヨ」

アレックスはまだ説教されている。俺に叱られている時とは違い、とても怯えていてなんだかかわいそうに見えてきた。しかし、今はリリーのことが優先的だ。

「私が説得しますわ!」

「僕も説得するよ!」

イワンとフローレンスが力強く俺に微笑み、アレックスと男性の間に入っていく。

しばらくすると、許可が下り、俺たちは学校内へと入る。それと同時に、アレックスも解放された。

「いやぁ〜助かった!あの生徒指導の先生、すげぇ鬼教師でさ〜」

教室に向かいながら、アレックスが苦笑する。俺はため息をつきながら、「自業自得だろ」と言った。

リリーはあの男性の説教が終わると、少しずつ落ち着いてきた。なので、無理をしないように気をつけながら視察をすることになった。