俺の同僚曰く、世界平和はどんちゃん騒ぎと笑顔でできている「下」

その時、従業員が言った。

「お待たせしました!それでは、世界平和対策本部の方々です!!」

さっきの水かけ事件がなかったかのように、笑顔で従業員は言う。その刹那、音楽が鳴り響き、俺たちは舞台へ飛び出した。

最初と最後に歌をみんなで歌い、そこから各自の発表に入る。

舞台に立ち慣れているフローレンスや、煌めく世界で生きてきたリリーと違い、俺には当てられたライトがとても眩しく感じた。

現れた外国人たちに、朱国人たちは、朝族も文族も驚いている。

歌が始まった。


僕は弱かった
いつだって逃げることしかできずに
こんな世界を憎んだ
うつむいて歩くしかできなくて
そんな時 君と奇跡のように会えた
神様、願いが叶うのなら
大切な人を守らせてください
星が煌めく夜も
朝日が世界を彩る瞬間も
いつまでも いつまでも
君と見ていたいから
さあ 手を取って


歌が進むにつれて、拍手を送ってくれる人が増えていくのが嬉しい。人生で初めての経験だ。

歌が終わった後、リーとアレックスを残して俺たちは舞台そでへと戻る。これから二人による漫才が始まるのだ。

キーンコーンカーンコーン……。

チャイムの音が響くとともに、アレックスが大きなため息をついた。