俺の同僚曰く、世界平和はどんちゃん騒ぎと笑顔でできている「下」

明るい声で話す従業員に、俺たちは安心していた。しかしその直後、従業員の頭に水がかかる。最前列にいた顔にドクロの入れ墨を入れた文族の男性が、自分の水筒の水をぶちまけたのだ。

従業員は何が起こったのかわからない、と言いたげな目で大広間で見守る他の従業員を見つめる。

「何ですの、あれ!いきなり水をかけるだなんて!」

フローレンスが怒りに満ちた目で、入れ墨男を見る。

「……文族は、朱国にいる民族の中で最も好戦的な民族ネ。ほとんどの者が格闘技が得意だヨ」

リーが哀れな目を従業員に向ける。従業員はタオルを朝族の人からもらい、髪などを拭いていた。

「リーくん、やばい連中と対峙しなきゃいけなくなったね〜」

怖い笑みを浮かべながら、イワンが唇を舐める。

「おい!俺たちが戦ってどうするんだ!!」

俺がそう言うと、アレックスが「でもさ、なんか仕返ししたいよな〜」と胃が痛くなる発言をする。

「ダメですよ!仲良くなってもらうためにこんなことをさせていただいているんですから」

俺が怒鳴る前に、ジャックが二人に注意をする。小町やリリーも頷いた。

「わかってるよ〜」

「一つにしようぜ!俺たちの力で!」