俺の同僚曰く、世界平和はどんちゃん騒ぎと笑顔でできている「下」

そして、誤解の解けた俺たちは、興味のある店を片っ端から見ていき、きれいな飴細工を食べたり、占いをしてもらったり、楽しい時を過ごした。

あのオカマ店員のいる店に戻るのは嫌だったが、帰る時はあの二人は普通に対応してくれたので助かった。

外は気がつけば土砂降りの雨の中だ。

「傘貸してあげるぅ!」

店員の一人が傘を一本だけ俺に渡し、リリーにウインクをする。その刹那、リリーは恥ずかしそうに顔を赤らめた。

もしや、このオカマに惚れたのか!?

俺のその考えはハズレだった。店から出て、一本の傘に二人で入っている間、ずっとリリーは恥ずかしそうに俺を見ていたから……。

それがかわいくて、愛しくて、抱きしめたくなった。



降り出した雨は止むことがなく降り続け、リー曰く「この時期にはよく雨が降るから、心配ないネ!」とのことだが、俺たちの国ではここまでの雨はなかなかないので不安しかない。

夕方から降り出した雨は、俺たちが泊まる宿に着いても止むことはなく、さらに激しさを増した。

宿は赤い鳥居の向こうにあり、赤い屋根が特徴的な三階建てだ。

「うわぁ〜!きれい!」