俺の同僚曰く、世界平和はどんちゃん騒ぎと笑顔でできている「下」

「リリー、それは誤解だ!!俺はどうしたらいいのかわからなかったんだ!!」

リリーは頰を膨らませる。

「だって、アレックスには文句言うでしょ?」

俺は頭を抱え、言った。

「…それは、アレックスに信頼を置いているからだ。信頼していなければ、俺は何も言えないんだ。……わかってくれ」

リリーの目が一瞬丸くなる。

「えっ?じゃあ、あの人たちのこと信頼してないってこと?」

「ああ…。というか、会ったばかりの人間を俺はすぐに信用なんてできない。というか向こうも同じだろう」

リリーの表情が緩まり、安心したように笑う。

「よかったぁ〜!リーバス、てっきりあの二人が好きなのかと…」

「そんなわけあるか!!」

急に恥ずかしくなり、俺はリリーのおでこを指ではたいた。

「リーバス、ごめんね。冷たくしちゃって…」

微笑んだ後、リリーは真面目な表情に戻り、俺に頭を下げた。……俺の言うことはもう決まっている。

「観光、するんだろ?行くぞ」

リリーの顔が笑顔になる。いつもの無邪気な笑顔だ。

「うん!」

俺の胸が高鳴った。