俺の同僚曰く、世界平和はどんちゃん騒ぎと笑顔でできている「下」

「…ありがとう」

俺は微笑んで言う。アレックスが「おお〜!リーバスが笑ってる〜!」と抱きついてきた。慌てて技をかけて振り解く。アレックスは力の加減を知らないので、痛い思いをするからだ。

「グハッ!!」

アレックスはその場に崩れ落ちた。小町が苦笑いをしながら、「大丈夫ですか?」と訊ねている。

「リーくんには懐中時計を、リリーくんにはオルゴールを買ったんだよ!」

イワンが机の上に置かれたプレゼントの箱を指差す。

オルゴール……。リリーはきっと喜ぶだろう。

「またリリーにも教えないとな」

リリーはどんな顔をするのだろうか?楽しみで俺は胸がいっぱいになった。



本をめくりながらリリーの様子を見に行く。心の中は、プレゼントをもらった直後のように温かさが広がっていた。

扉を静かに開け、リリーが眠るベッドの近くへ向かう。

リリーを見た刹那、俺は驚いて本を床に落としてしまった。ドクン、と心臓が嫌な音を立てる。

リリーは眠っていた。しかし、穏やかではない。冷や汗をかき、苦しそうな表情だ。病気が悪化したのかと俺は不安になった。

「リリー!リリー!大丈夫か!?」

俺は苦しげなリリーの手を握る。汗が俺の手に伝わった。