「和君!早く!早く来て!」 おばさんから電話が来た 俺はすぐに病院に向かった 「希恵!…」 「先…輩…」 希恵はニコッと笑った 俺は止まらない… 止まることを忘れてしまったように流れる涙を必死に拭った 「希恵…」 俺はそっと 希恵に近づき 手を握った 「先輩…1つだけ 願い…聞…いて?」 「ん…?」 「キス…して…?」