抱きしめられた温もりはその決心を鈍らせるには
容易かった

本命がいるくせに、、、

どうせ私は遊びなくせに

抱きとめて立ち上がらせるとソファに促され
大人しく座った

「ほら、飲め」

差し出された水を素直に飲み干すと、彼は隣に腰かけて
話始めた


「一週間連絡しなかったのは、お前からくるのを
待ってたからだ。一緒にいたのは会社の部下だ。
その隣に高梨もいたんだけど、お前には見えて
なかったようだな。」

え?全然気付かなかった、、、