「なに、、、この顔」

鏡に映し出される自分の顔に驚愕した

これじゃまるで、好きみたいじゃない

冬の冷たい水は手にズキズキと刺さるけど、それより
この火照った顔を、潤んだ目をなんとかしたくて

何度もバシャバシャと冷水をかけた

手が真っ赤に、氷のようになるまで、、、

リビングに戻った私を見て、駆け寄ってくる

「お前、、、なにしてんだよ」

視線の先には真っ赤になった私の手

ハァーッと頭上に落ちたため息に何故か涙が出そうに
なった