黒いシックなドアにーワインバー andanteーの文字

ドアを押すとカランカランと音がして
奥のソファ席のメンツが一斉にこっちを見る

美咲が気付いて手を振る


「ごめんねー、栞。急にお願いして」

「いーよ。平気」

男達がポカーンと間抜けな顔をして私を見てる

「紹介するね。こちら、竹永 栞ちゃん。」

”ちゃん“て小学校以来だよ

「よろしくお願いします」

ニコッとしただけなのに、、、

「こ、こっちにどうぞ」

「ささ、座って座って」


スーパーで豆腐を買うくらい楽勝

もう少し楽しませてもらいたいわ