公園から帰ると皆んなで夕飯の準備をしていた


「遅かったわね!早く座りなさ……一葉、あんたほっぺたどうしたの?」


「あ……あぁ、ちょっとぶつけた」


気まずそうにした俺と父さんを察知してか
母さんはそれ以上何も言わなかった


皆でご飯を食べ次々に風呂に入る


……もちろん三葉と一緒に入れるはずもない


寝る部屋ももちろん別


一緒に住んでいる方が距離が遠い



ーーコンコン


「はい」


ノックする音に返事する


「……来ちゃった」


お揃いのスウェットを着た三葉が入ってくる


「一葉を部屋に入れちゃだめってお父さんに言われたけど…行くなとは言われてないから」


恥ずかしそうにする三葉


俺は三葉を膝にのせ頭を撫でる