「三葉!何してたの?!」


「ごめんなさい……」


「あの子……あの子と何をしてたの?!」


私の腕を強く引っ張りお母さんは私に聞く


「【こうふく】のシロツメクサを渡したの!あの子今日新しいお父さんができるんだって!!」

私はお母さんも喜んでくれると思ってとびきりの笑顔でそう言う


「へぇ……やっぱりあの子が」

お母さんは喜んだ笑顔ではなかった


「三葉、1つ教えてあげる
シロツメクサってねいくつか花言葉があるの
その1つは……【復讐】よ」


言葉の意味を理解することはできなかった


ただその時のお母さんの顔は背筋が凍るほど
恐ろしい笑みだったことだけはハッキリとおぼえている