『お父さん』


三葉は確かに今そう言った



「みつ…三葉なのか……?」


父さんの口からも理解不能な言葉が出てくる


母さんと俺は三葉と父さんの顔を交互に見る


母さんも理解ができていない



「三葉……」


そう言って優しく微笑んだ父さんは三葉に近づく


「来ないで!!!」


三葉は険しい顔で立ち上がり
足早に公園を出ていった


まるで俺なんか見えてないような素振りで……