一葉の家に泊まった4日間

それは私にとって凄く幸せな時間

愛されているそう思える毎日だった

放課後になると


【今日教室に迎えに行けないから
学校の近くの公園で待ってて】


一葉からLINEが来た


荷物をまとめて公園へと向かう




近くに住んでいるのにこの公園に寄るのは初めてだった


公園に入ると何故か懐かしい気持ちになった


ブランコに座って一葉の迎えを待つ



ブランコから見えるのは大きなジャングルジム


(小さい頃よくのぼってなぁ……)


ふと何かが脳裏をよぎる……


公園のブランコに乗って


ジャングルジムを見る


1番高い所で男の子が1人で座っている……


あの時私はその男の子に声をかけた


『どうして泣いてるの?』って……


そしたらその男の子が……


『泣いてなんかない』って目を逸らした