「今日は家に帰るね!」


「え?なんで?」


急に俺は寂しくなる


「え?……なんでって」


「誰もいないからとまればいいじゃん」


「制服家だし……」


「学校行く前家に寄ればいいだろ?」


「……でも、こんなに一緒に居たら一葉が居ないとダメになっちゃう」



「……俺はもう三葉が居ないとダメだけど?」


恥ずかしそうな顔をして俺に抱きついてくる三葉


可愛くて仕方がない



結局俺はまた三葉を泊まらせる


三葉のいない日常なんて考えられなくなっていた



母さんが作っていたカレーを2人で食べ


一緒に風呂に入る



「あんまり見ないでね」


「もう見た」


また顔を真っ赤にした三葉はタオルで隠しながら風呂に入ってきた




身体にある無数の傷跡なんか関係ない


俺は何度も三葉にキスをする


「一葉……上がろう?」


風呂を済ませた俺達は部屋に行く


そしてまた何度もキスをした


ペアのネックレスという小さな束縛では足りない



三葉の白い肌に俺の証を沢山つけた



傷跡を上書きするように……