誰も居なくなったリビングのソファーで肩を寄せ合い2人で座る



「今日日曜か……何する?」


「ん?……一葉のしたいこと」



……反則


俺の肩に頭をポンとのせた三葉



俺は抱きしめたい気持ちを抑える



「買い物……行こうか?」


「うん!……お母さんからもらった服凄く可愛いのに私メイクもヘアアレンジも出来なくて」


その言葉にいい考えを思いつく


俺達は準備をして街に出た




向かったのは2駅先の大きなショッピングモール


1階フロアにある化粧品売り場についた


「あら?一葉?……一葉じゃない!どうしたの?」

口調は女だけど俺の叔父の優【ゆう】


美容師を辞め美容部員をやっている母さんの弟だ


「ちょっと優兄にお願いがあって」


「何なに??勿体つけないで言っちゃってよ!……あら!一葉の彼女ー??可愛いー!」


「初めまして!小石川 三葉です!」


「初めまして!一葉の叔父の優でぇす!大丈夫!こう見えても私女の子が好きだから」

優兄は笑いながら言った


「……なるほどねぇー」


そしてニヤニヤしながら俺を見る


「任せてよ!
一葉はあっちに行ってなさい!ほら!」


早くあっちに行けと言わんばかりに俺に手を振る優兄

LINEして


そう言い残しおれは三葉を優兄に任せた