服を着替えてリビングに降りた


もう皆は朝ごはんを食べている


「一葉、今日からお母さん達お父さんの所に行くから」


「さきもようくんとひまもパパのところに行くんだよ!」

「みつばちゃんも行こー!」

三葉の腕を引っ張る2人


「よう!ひま!三葉ちゃん困ってるじゃん、ダメだよ」

咲が制止する


「咲もいくの?」


冷蔵庫のミルクをコップに注ぎながら
俺は聞いた


「中学は昨日から夏休みだからね〜行かないとお父さん怒るし」


あぁ、夏休みか


俺達の高校は特別課外があるため
あと1週間授業がある


「今回は3泊してくるから!三葉ちゃん遠慮なく遊びに来てね!」

「はい!ありがとうございます」


「むしろいち兄のお世話よろしく」


咲の頭を叩く


大して痛くもないくせに
咲は痛そうな素振りを見せた


ご飯を食べた皆は足早に家を出ていった