「ただいまー」

家に帰るともう母さんは帰ってきていた


咲が夕飯の支度を手伝っている


陽葵をベッドに寝かせ
隣に太陽を寝かせると一瞬で眠りに落ちた


俺達も部屋に戻る


「あー!疲れたー!!」


「お疲れ様!」


三葉は俺が買ったイルカを大事そうに抱えている


「三葉……来て」

俺は自分の膝を指さし彼女を座らせる


背中を向けて座った彼女をぎゅっと抱きしめる


「三葉ありがとうな」


「私もありがとう、楽しかったよ」


三葉は俺の手をぎゅっと握し返した