一日の授業を終え放課後になった


三葉には《放課後教室に迎えに行く》とLINEしていたため


1年の教室に向かった



廊下を歩いていると目の前に光華がいた


「一葉、話があるんだけど」


光華は俺の腕を掴む


「俺はない」


正直めんどくさい


『私、束縛しないから』

そう言った光華は昼休みや放課後毎日俺の教室に来るようになった

あからさまに他人に見せつけるように腕を組む

まるで私のモノと言わんばかりに……


「一葉がなくても私は話があるの!!」


これも1種のパフォーマンスにしか見えない


「もう話しかけるな」


光華の手を振り払い俺は三葉の元に向かった