俺の学校は、俺の家から、歩いて25分くらいの所にある。
周りには、友ダチ同士で話しているヤツらとか、カップルで歩いている奴らもいる。
「おはよう、元気?」
...お前誰だよ、?
「...」
「もしかして、覚えてない...?」
と、言われ、頷くと、
「うっわ、俺もう悲しいわ…( ̄^ ̄゜)グスッ」
と、おれの前をすたすたと歩くヤツ。
...なんかこいつおもしれーな、と思って、肩を叩いた。
「なぁ、待てよ。俺さあんまり覚えてないけど、名前教えてくれよ?」
「ほんとに?」
と、パーっと顔が明るくなる。
「うん、友だちは、作らないって決めてたけど、やっぱ必要かもって、恒輝といて思ったんだよな。」
「そうなんだ!俺、長谷 遥斗。お前は、新城だよな?」
「おう、葵威でもいいけど。」
「それって名前?」
...は?何言ってんだこいつ...?
「え、そうだけど...?」
「へぇ!葵威って読むのか!俺、馬鹿だからわかんねぇーや。」
...そういうことかよ。ほんと謎な奴だな。