それなのに君は、その後ご飯を食べに行った時に私にキスをしてきた。
頭の中はなんで、しか浮かばなかった。
私は振られたはずなのに。
でも、好きだから。
きみが好きで好きでたまらないから。
拒むことなんてできなかった。
いつもご飯に行くのも私から誘っても断られて、君から誘ってくれるのを待つしかなった。
それでも。
君を嫌いになれなかった。
どうしても高校生の頃に優しくしてくれた君が忘れられなくて。
君が、私を構ってくれたおかげで私は1人にならずに済んだから。
だから、どうしても私に向けてくれた優しさも笑顔も暖かさも忘れられなかった。
君が、大好きで仕方なかった。