【短編】ひとりぼっちのクリスマス




あぁもう。



トウマは優しいなぁ。



そういう所、昔から大好き。




トウマの優しさに触れて、トウマの胸の中で、


涙が溢れ出した。




身体中の水分が全部出るんじゃないかって思うくらい。




トウマはそんな私の背中を、子どもをあやすかのように優しくポンポンと叩いてくれた。






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カーテンの隙間から太陽の光が差し込んで、私は目が覚めた。




起き上がってみると、頭がガンガンする。




昨日泣いたからだ。なんて考えながら、横で眠るトウマの顔を見る。




綺麗な顔をしてる。



そう言えば昔から告白されてたなぁ、なんて考えていると、


枕元に可愛くラッピングされたものを見つけた。