「まっ、とりあえず稽古に行こうっか?」とサキヤの顔を見る。

「そうだなぁ〜」と2人は歩き出した。

「………………」

「………………」

「カリン?」

「仕事中です名前呼びはいけません」

「マネージャー?」

「はい」

「この舞台が成功したらご褒美ちょうだい」

「ご褒美ですか〜?考えておきます」

「やったーよーしがんばるぞ〜何してもらおっかなぁ〜?」とサキヤは握り拳を両手で作った。

(ご褒美は物じゃなくして欲しいことが決定なのかな?)とカリンは思った。