「何?」

「小学校の先生になりたいの。
そして、お化粧してもっと綺麗になって。
それで……。風くんのお嫁さんになるの。」

そんな真面目な顔されたら
恥ずかしいじゃないか。

でも、心の中は喜びであふれていた。

僕も彼女の頭をくしゃくしゃにして、

「分かった。約束。
薫も頑張ってね。」

僕たちはは指切りを交わした。