卒業式も終わりみんなと写真も
撮り、そろそろ帰っていく中。

「風くん。私と写真は?」

「薫。忘れてなんかないよ。
ハイ、チーズ。」

すると突然泣き出し、
僕の髪の毛をくしゃくしゃにして。

「待ってるよ。風くん。
だから、精一杯頑張って。
あと、私も夢見つかったよ。」

楽しそうに彼女は話す。