「今すぐ服とタオル持って、
学校の倉庫にきて!」

何か言おうとした瞬間、電話が切れた。

慌ててリュックに服とありったけの
タオルを詰め込んだ。

外は雨が強く降っていた。

傘をさし、自転車を無我夢中で漕いだ。

「薫ーーーー。待ってろ!!!」