カゼカオル

なんとかたどり着き、

「おい大山!なにしてんだよ。」

大山は動揺してとっさに女の子の
腕を離した。

その瞬間、

ドカーーーーーーン

ハートの花火が打ち上がった。

「これは、ち、ちがうんだ。
ただの友達。」

その子も驚いて、その場から逃げた。

僕は追いかけようとする大山の手を掴み、

「お前最低だな。薫は今苦しんでのに
なに他の子に手出してんじゃねえぞ。」

泣きそうになりながら、

「俺だって薫と見たかったさ。
でも今ここに薫はいない。
そのとき誘われてつい……。
ほんとに悪気はねぇんだ。
だから、このこと薫には言わないでくれ。
頼む!!!」