「ゆう!!!スカート!!!」

毎朝学校の門には生徒指導の先生達。


「またゆわれてやーんの。」
「ちょっとぐらい短くてもよくない?」
「私にはその気持ちわからんな。」
「りこは長い派やもんな。」

膝上のスカート丈のゆうと比べて、
私は膝下。
髪の毛長くてちゃんと化粧もするゆう。
髪の毛短くてすっぴん眉毛なしの私。
対象的な私たち。

ゆうまでもなく、
ゆうの周りには女の子も男の子もいっぱいいて、
私はひとりポツーンと寝るか食べるか
ケータイ触るかの学校生活。

「りこ!部活いくよ!」
「よっしゃ!!今日も走るよーーー!」