「上総の目にそんな風に映ってるのは残念だな」



「福士くん……っ!」



覗き込んでいた顔がぐっと近付き、唇がふわっと重なり、



「俺にも人並みの恋愛感情はある」



「っ!?」





淡々と告げられた言葉が、まさか告白だったってわかるのは……意識が戻る数分後のことだった。






-瑠戌編ED-