鈍感なキミと通学電車


最寄り駅から歩いて行くと、段々と高校が見えてきた。
門の前には生徒指導の先生が立っていて、生徒達に挨拶をしている。

「おはよう!」

「おはようございま〜す。」

朝だからか、声が出ずらい…。

昇降口に向かい上履きに履き替えていると、後ろからドンッと押された。

「なに?」

「おはよー!まな!びっくりした?」
押してきたのは、私の高校の初めてできた友達、花奈(はな)だった。

「こんなことしてくるの花奈くらいだし。ビックリしないよ笑」

「えーー、なんだぁつまんないの!」

そう言いながら花奈も上履きに履き替える。