家には誰も居なかった。

さっきまでの夢の世界を思い出して、

ベットに倒れこむと、

激しい腹痛が彼女を襲った。

それと一緒に、胸が痛くなるのが分かった。

紗枝は、本当の恋の始まりを痛みとともに迎えようとしていた。