第1章 最初のトラウマ

11月のある日突然僕は生まれた、
その日は秋にして珍しく快晴で暖かい日だった。
その子は体が小さい割りに、無邪気で元気の塊みたいな男の子だったらしい。
僕は今16歳だが、今から語ろうと思うのは今までのことだ。
それは幼稚園の年長になった頃、僕は他の子に対し少し攻撃的な男の子で無邪気だが手掛かる子だったらしい。だが、その頃の僕は好奇心旺盛で色んなものに目がいき輝いていたとも言っていた。
年長から小学生に上がる頃いきなり最初の不運が僕を襲った。
いきなりのことだった、
両親が保育園の園長先生に呼び出されたのだ。
親はそわそわしながらも僕と一緒に訪ねに行った。
先生は両親と僕の前である事を発した、
「残念ながら彼は他の子とおんなじ公立学校には行く事が出来ない」
その瞬間両親の動作がなくなった。
そして母親が何回も質問していたのを覚えてる。
話が終え僕は泣いてる母とそれを支える父の手をぎゅっと繋ぎ歩いてた。
その時、ふと言葉過ぎった。
その言葉を僕は直感的にこう発した。
「ぼく頑張るから、ままとぱぱが喜んでくれるように」
その時は喜んでもらうだけの言葉だったが、今思えばこの言葉には数え切れないくらいの重りがのしかかっていたのだと僕は思った。
小さい頃のことは全て覚えてないが、
この光景だけは今の僕に焼きつき残っていた。