姫は王となる。





「ここからの話は、王様には内密にしていただきたいです」


老婆と向かい合い、真剣な表情で言った。

「それは、内容によります」

…そうだよな。
側近として王様に秘密事など、してはいけない。


「では、老婆の判断にお任せ致します」


「はい」


耳を澄ませ、廊下に誰もいないことを確認すると、静かに喋りだす。