月曜日
ー彼とあんなことになってしまった3日後


彼からの連絡が怖くて私個人の携帯の電源は
ずっと切ったままだった

仕事用の携帯があるので特に必要もない


個人携帯を持って行こうか迷っていたら
もう電車の時間になり
結局玄関で留守番してもらうことにした


いつもの電車に乗り会社に向かう
今日ほど行きたくないと思ったのは初めてだ


いつも通り最寄り駅で電車を降り
徒歩3分の会社へ歩く…ここまではいつも通り

だったのに


「おい」
後ろから手を掴まれる

振り返らなくても相手はわかった


「和田くん…」