楽しそうなけど、悲しそうな、怒っているような、けど泣いているようなそんな複雑な表情だった。

美兎は初めて人が怖いと思った。

真「では、失礼します。」

真笑はお辞儀をして、固まったままの美兎を置いて去っていった。

真「少し喋りすぎたか。まぁいい。いまは気持ちを切り替えて情報を集めようか。」

運んでもらったお礼を済ませた真笑は件の事件について調べることにした。