「やぁ、目は擦ってないかい?██。」

「擦ってないよ、我慢してる。」

「そっか、偉いね。」

僕は彼女の頭を撫でる。

「なんでいきなり子供扱いするの。」

そういう彼女を微笑みながらスルーし撫で続ける。

「ねぇ、今日の君、なんだか変だよ。何かあった?」

彼女が鋭いのか僕がわかりやすいのかは分からない。

それでも異変に気づいてくれるのは嬉しい。