色濃い一日をすごしたあと、気重なまま家へと足を向ける。

親と不仲な訳では無い。

ただ、僕の方が何となく気まずいのだ。

(正直帰りたくない…)

そう思っても家に帰らないといけない。

下手なことをして外出禁止にでもなれば大変だ。

それでも家へと向けた足は鉛をつけたように重い。

重い足を引きずって家に着く。

「ただいま。」