「2年、2年だ。2年たって日本に帰ってきたときに俺に会って欲しい。頼む」
樹先輩の声が切なさを秘めたものに変わっていた。
会って欲しいと私にお願いをしている。
「それと、一つだけ弁解させて欲しい。俺、桜花に恋愛感情はないんだ。
ーーー桜花が小さい頃、桜花の姉と三人で庭で遊んでいた時に桜花が転んで額に怪我をしたことがあった。女の子にけがをさせたんだから責任を取ってお嫁にもらってもらうねなんて小学生の頃に桜花に言われた。
本気でそう思ってたわけじゃないけど、それ以来何かというと桜花の言いなりに甘やかして無理な我儘を聞いてやってきて・・・でもそのことで自分の大事な人が置き去りになってしまったんだから、俺は間違ってた」
「その傷って」
可愛らしい彼女の額に怪我が。
「額の髪の生え際を1センチ位切ったんだ。そこを最後に見たのは桜花が小学生の頃だけど、小さく痕があった。今はほとんどわからないと桜花の母親は言っていたけど、桜花が俺と一緒にいた時にけがをしたのは事実だ。そのことはこれからも桜花には謝っていくつもりだけど、もう桜花の言う事を優先することはないよ。桜花はいつの間にか自分が全て最優先されると思い込んでた。でもそれも俺が悪い。そう思わせても仕方がないくらい優先してたから」
そうなんだーーーー。
「ただ千夏を傷つけてしまったあの頃は、桜花が病気で入院することになって桜花も桜花のお母さんもすっかり気落ちしていたんだ。治療が怖いと言って泣いては俺を呼び出してさ。俺は突き放すこともできなくて宥めることばかりしていたよ」
桜花さんが入院していたのは嘘じゃなかった。
「桜花の姉の沙百合にも言われた。しっかり突き放すべきだって。本当に俺はぐだぐだだった」
樹先輩の声が切なさを秘めたものに変わっていた。
会って欲しいと私にお願いをしている。
「それと、一つだけ弁解させて欲しい。俺、桜花に恋愛感情はないんだ。
ーーー桜花が小さい頃、桜花の姉と三人で庭で遊んでいた時に桜花が転んで額に怪我をしたことがあった。女の子にけがをさせたんだから責任を取ってお嫁にもらってもらうねなんて小学生の頃に桜花に言われた。
本気でそう思ってたわけじゃないけど、それ以来何かというと桜花の言いなりに甘やかして無理な我儘を聞いてやってきて・・・でもそのことで自分の大事な人が置き去りになってしまったんだから、俺は間違ってた」
「その傷って」
可愛らしい彼女の額に怪我が。
「額の髪の生え際を1センチ位切ったんだ。そこを最後に見たのは桜花が小学生の頃だけど、小さく痕があった。今はほとんどわからないと桜花の母親は言っていたけど、桜花が俺と一緒にいた時にけがをしたのは事実だ。そのことはこれからも桜花には謝っていくつもりだけど、もう桜花の言う事を優先することはないよ。桜花はいつの間にか自分が全て最優先されると思い込んでた。でもそれも俺が悪い。そう思わせても仕方がないくらい優先してたから」
そうなんだーーーー。
「ただ千夏を傷つけてしまったあの頃は、桜花が病気で入院することになって桜花も桜花のお母さんもすっかり気落ちしていたんだ。治療が怖いと言って泣いては俺を呼び出してさ。俺は突き放すこともできなくて宥めることばかりしていたよ」
桜花さんが入院していたのは嘘じゃなかった。
「桜花の姉の沙百合にも言われた。しっかり突き放すべきだって。本当に俺はぐだぐだだった」



