「匠の言う通りだよ、蓮。どこからか聞いたのか、如月の息子だって知ったから、急に態度を変えてきたんだ。向こうじゃ、蓮の婚約の話なんか出てないから、まだ知らないと思うよ」
「いや、そうだとしても、それがどうして?」
納得がいかない…
それで、どうして俺に乗り換えようとしているのかが。
「ただ単に、イケる方に行っちゃえ!じゃないのか?蓮がまだ誰とも付き合ってないと思ってるから、会いにいくって俺に言ってきたんだ。美奈さんも向こうで仕事してたから、すぐには動けなくてな。それが休み取れたから行ってくるって聞いたから慌てて来たんだ、これでも」
聞いていて、さっぱり意味が分からない。
あの日のパーティで、ただルイの代わりにダンスの相手をして失礼がないように、言葉を交わしただけなのに…
またそんな事で悩まないといけないのか…
「蓮、美奈さんは、かなり勘違いお嬢さんだからな、気をつけろ」
「気をつけろ、って…」
話を聞いていた匠も、どうしていいのか固まっていた。
「いや、そうだとしても、それがどうして?」
納得がいかない…
それで、どうして俺に乗り換えようとしているのかが。
「ただ単に、イケる方に行っちゃえ!じゃないのか?蓮がまだ誰とも付き合ってないと思ってるから、会いにいくって俺に言ってきたんだ。美奈さんも向こうで仕事してたから、すぐには動けなくてな。それが休み取れたから行ってくるって聞いたから慌てて来たんだ、これでも」
聞いていて、さっぱり意味が分からない。
あの日のパーティで、ただルイの代わりにダンスの相手をして失礼がないように、言葉を交わしただけなのに…
またそんな事で悩まないといけないのか…
「蓮、美奈さんは、かなり勘違いお嬢さんだからな、気をつけろ」
「気をつけろ、って…」
話を聞いていた匠も、どうしていいのか固まっていた。


