once again〜season2〜

どうしてこんな事に?

涼香と一緒に食事して…帰ろうかとなった時、蓮さんと氷室さんが来た。

それで…

家に送ってもらう事に。

なぜこの位置?

私が助手席、涼香達が後ろに。
何故?

すぐ降りるから、って。

初めてではない助手席に緊張して座っていた。
この間、この車で出かけてキスされて…

この間の事を思い出していた。

「佐伯?気分でもない悪いのか?」

「え?あ、大丈夫です。すみません、送ってもらって」

「大丈夫ならよかった。ま、蓮に呼び出された時点で、こうなる事は想像出来てたからな。佐伯を送る事もな」

後ろの2人に聞こえないように、氷室さんは、小さく呟いた。

「2人を先に送るから」

え?と顔を上げると、氷室さんはバックミラーで後ろの2人を見た。そして口角を上げて笑った。

「蓮、先にそっちから回るから。その方が遠回りせずにすむからな」

氷室さんは、そう言うと先に涼香達のマンションに向かった。

蓮さんも、それでいいのかな?と私に聞いてきた。
わざわざ遠回りする必要もないから、私はいいですよと返事した。

「匠、寄り道しないで、ちゃんと送れよ?手出すなよ」

蓮さんも念押しは忘れなかった。

氷室さんが、慌てて否定していたのは、言うまでもない。