once again〜season2〜

嘘、どうして…?と涼香は驚いていた。
って、言うか…私の方が驚いていた。どうして、氷室さんが?
もしかして、蓮さんと一緒だったから、私がいる事を聞いて来たとか?

いやいや、そこまで自意識過剰でいいのか?

うーん。

「美玲?美玲?どうしたの?」

「え?あ、な、何?」

「私よりも美玲がびっくりしてるから、大丈夫?」

「あ、うん。大丈夫」

自分よりも、私が驚いてるのを見て、涼香が声をかけてきていた。
それに反応も出来てなかったみたい、私。

「蓮さん、室長と一緒だったの?」

「あ、いや」

「高瀬がいないから、1人で食事するのも寂しいって、呼ばれたんだよ。ったく、大の男が寂しいってな」

どうも蓮さんが、氷室さんを誘ったらしい。
それで迎えに来たのか…

「こんばんは。佐伯もこれから帰るよな?蓮達を送ってからでいいなら家まで送るよ」

「え?あ、いいです。まだ電車もあるから、1人で帰ります」

氷室さんに送るよ、と言われ私はとっさに断ってしまった。

「送ってもらいなよ。美玲さん。夜も遅いし、俺達は後でいいから。先に送ってやれよ?匠」

「そうよ、美玲。私達は後でいいから、室長に送ってもらおう?危ないよ」

いや、それなら…後回しでいい…とは言えず。
氷室さんに、送ってもらう事になってしまった。