once again〜season2〜

「そう言えば、涼香は蓮さんと最近どうなの?」

「うん?結婚に向かってるよ。やっと話も落ち着きそうだしね。ごめんね、色々心配かけて…」

「いいのよ、私達は涼香が幸せになれたらそれでいいんだから」

「ありがと、美玲は最近そんな話ないの?」

「ん?…っ」

そんな話はないのか、と聞かれて飲んでいたカクテルを吹き出しそうになった。

「ちょっと、大丈夫?」

「ゴホッ、ん…大…大丈夫」

その氷室さんと、この間デートしてきました、キスしました、って言ったらびっくりするだろうな。

「美玲こそ美人なんだから、相手はたくさんいるだろうけどね」

「な、何言ってんのよ。それより…」

私は話を変えようと、有里華の話をした。
涼香も気になってたみたいで、話は完全に話がそれた。

よかった。
ごめんね、涼香。

もう少し、このままで。

「あ、ごめん。蓮さんから…もしもし」

ごめんね、と言って、蓮さんからの電話に出た涼香に、大丈夫と合図した。

「ごめんね。蓮さん、仕事が終わったから今どこにいるんだって」

「ん?合流するの?私、帰ろうか?」

「ううん、大丈夫。美玲といるって言ったら楽しんできて、って」

「そうなんだ、蓮さんも来たらよかったのに」

「なんか遠慮してたよ。ゆっくりしておいで、って」

「相変わらず、優しいね」

楽しい時間はあっと言う間に過ぎ、帰ろうと私達はお店を出た。

お店を出て少し歩いていると、涼香が立ち止まった。どうしたのかと、声をかけた。

「室長?え?れ、蓮さん?」

「室長って…えぇっ」

蓮さんと氷室さんが、車から降りてきている所だった。