「兄さん、話があるの…時間取れない?」
「ん?明日なら公休だから時間は取れるぞ?なんかあったのか?」
「聞いてほしいことがあるの…」
あの日、妹の涼香がいつにもなく真剣な顔をして俺が勤める病院に来た。
同期の陽が、めっちゃ暗かったぞと言っていたが、暗い所の話じゃなかった。
寝てないんじゃないのか?と思えるぐらいに顔色が悪かった。
そして、俺は次の日、涼香から告げられたんだ。
SEIWADOは継がない、って言うか、継げないと。
いきなり言われても、俺には青天の霹靂と言うものであって…
整理するまでに時間がかかった。
兄さんに回ってくるから話しておくね、それだけ言うと涼香は家を出て行った。
後になって分かった事だったが、本当は涼香はSEIWADOを継ぐ気があったらしい。
それが、親父の本音を聞いてしまい、自分じゃダメなんだと思い、姿を消したと。
ただ、その当時は何も知らされていなかったから、涼香の事をかなり恨んでいた。
医師としての勉強しかしていない俺が、いきなり経営が出来るのか?と。
周りも同じだったはず。
そんな俺が、特定の人を作る暇なんかなかった。
「ん?明日なら公休だから時間は取れるぞ?なんかあったのか?」
「聞いてほしいことがあるの…」
あの日、妹の涼香がいつにもなく真剣な顔をして俺が勤める病院に来た。
同期の陽が、めっちゃ暗かったぞと言っていたが、暗い所の話じゃなかった。
寝てないんじゃないのか?と思えるぐらいに顔色が悪かった。
そして、俺は次の日、涼香から告げられたんだ。
SEIWADOは継がない、って言うか、継げないと。
いきなり言われても、俺には青天の霹靂と言うものであって…
整理するまでに時間がかかった。
兄さんに回ってくるから話しておくね、それだけ言うと涼香は家を出て行った。
後になって分かった事だったが、本当は涼香はSEIWADOを継ぐ気があったらしい。
それが、親父の本音を聞いてしまい、自分じゃダメなんだと思い、姿を消したと。
ただ、その当時は何も知らされていなかったから、涼香の事をかなり恨んでいた。
医師としての勉強しかしていない俺が、いきなり経営が出来るのか?と。
周りも同じだったはず。
そんな俺が、特定の人を作る暇なんかなかった。


