once again〜season2〜

「もうすぐ着くから、玄関で待ってて」

氷室さんからの電話を受けた私は、すぐに玄関に向かった。

あれから、ずっと考えていても答えは出ないままだった。
氷室さんが何を考えているのか、どつしたいのか。

「とりあえず、食事するだけだから大丈夫よね。こんな格好で良かったのかな…」

そんな事を考えていると、私の目の前に車が止まった。

「あ…」

口に出た言葉が続かなかった。

普段のスーツ姿ではない、その格好に言葉を失っていた。

「どうしたの?」

目の前まで来て氷室さんは、ニコッと笑った。

「あ、あの…今日はありがとうございます」

「こちらこそ、ありがとう。さ、行こうか」

優しく私の腰に手を当てた氷室さんは、車まで私を案内すると助手席のドアを開けてくれた。

「さ、乗って」

頷いた私は助手席に乗り込んだ。

「じゃ、ドライブにでも行きますか」

「え?」


驚く私を横目に微笑んだ氷室さんは、ハンドルを握ってアクセルを踏んだ。